


DNS のリゾルバーについて
DNS のコンテキストでは、リゾルバーはクライアントと DNS ネーム サーバーの間の仲介者として機能するソフトウェア プログラムです。リゾルバーの主な機能は、ドメイン名を IP アドレスに変換することです。クライアント (Web ブラウザーやアプリケーションなど) が特定のドメイン名を持つリソースにアクセスする必要がある場合、そのドメイン名を持つリクエストをリゾルバーに送信します。次に、リゾルバーは DNS ネーム サーバーにクエリを実行して、そのドメイン名に関連付けられている IP アドレスを特定し、その IP アドレスをクライアントに返します。リゾルバーは通常、次のようなクライアントが DNS ネーム サーバーに直接アクセスできない状況で使用されます。クライアントは NAT (ネットワーク アドレス変換) ルーターまたはファイアウォールの背後にあります。このような場合、リゾルバーはクライアントと DNS ネーム サーバーの間のプロキシとして機能し、クライアントが DNS ネーム サーバーと直接通信できない場合でも、DNS ネーム サーバーにアクセスできるようにします。利用可能なリゾルバーには次のような種類があります。スタブ リゾルバー: 最近アクセスしたドメイン名の IP アドレスをキャッシュする軽量のリゾルバーです。通常、実際の DNS レコードは保存されませんが、代わりにリクエストをフル機能のリゾルバーに転送します。2. フル機能のリゾルバー: 実際の DNS レコードを長期間キャッシュする、より包括的なリゾルバーです。 DNSSEC 検証や負荷分散などの追加機能を実行できます。3. 再帰リゾルバー: これらは、クライアントに代わって再帰クエリを実行するリゾルバーです。これは、ルート ドメインの IP アドレスを返すだけでなく、複数の DNS ルックアップを実行して単一のドメイン名を解決することを意味します。4. 権限のあるリゾルバー: 特定のドメイン名に対して権限のあるリゾルバーです。これらは、そのドメイン名の DNS レコードを保存および維持する責任を負い、通常は独自の DNS インフラストラクチャを持つ組織によって使用されます。



